虫歯や歯周病、外傷などの何らかの原因で歯を失った場合に、チタン製の人工歯根を埋め込んで機能を回復させる治療法が、インプラント治療です。
①上部構造体(人工歯)
②アバットメント
③インプラント体(人工歯根、フィクスチャー)
インプラントはこれら3つのパーツから構成されており、症例に応じてサイズや材質などを組み合わせます。
ブリッジと違い、残っている歯を削って負担をかけることはありません。取り外し式の入れ歯よりも、しっかり噛めます。
しかし骨が痩せてしまっている場合や、糖尿病などの全身疾患をお持ちの方には、治療が適さないこともあります。
歯周病のコントロールができていない場合は、脱落のリスクが高くなるのでお断りせざるを得ないケースもあります。
当院ではCT撮影により精確な診査・診断を行ない、口内の状況をご説明したうえで患者さま一人ひとりに合わせた治療法を提案しております。また、当院では世界トップシェアを誇るスイスのインプラントメーカーであるストローマン社製のインプラントのみを使用しております。インプラント以外にも様々な治療法がありますが、もし失った歯を再び自分の歯のようにされたい方がいましたら、無料カウンセリングにてどのようなことでもご相談に応じさせていただきますのでお気軽にお越しください。

Contents
ストローマンインプラントとは
ストローマン社(スイス)が製造するインプラント製品です。当院では当クリニックでは世界4大インプラントの中でも半世紀以上にわたりインプラント業界のパイオニアとしての役割をになっている、世界70か国以上の歯科業界が使用している『ストローマン社』製のインプラント製品を使用しています。

ストローマンインプラントは、世界のインプラント市場でシェア第1位のインプラントメーカーです。
世界シェアNo1のストローマン・インプラントを使用
インプラントは人工歯根(チタンでできたネジのようなもの)を骨に埋め込み、その上に歯を装着するシステムです。歯を失った場所に、ネジのような形をした人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工歯を装着して歯を補う治療がインプラント治療です。インプラント材料には、純チタンあるいはチタン合金が使用されています。

なぜチタンなのか?
チタンは生体親和性にすぐれ、骨と直接、強固に結合する性質を持っています。また、アレルギーが起きにくく、生体内で長期的に安定しているため、歯科および整形外科でもインプラントとして使用されています。
鉄輪歯科クリニックで主に使用しているインプラントの種類はストローマンインプラントです。ストローマンは数あるインプラントメーカーの中で、世界シェアNo.1であり、全世界で500万人以上が治療を受けています。
チタンは、化学元素の一つで、原子番号22、元素記号Tiで表されます。金属元素の中でも比較的軽量で、非常に強靭で耐食性に優れた性質を持っています。以下に、チタンの特徴や用途について説明します。
物理的特性: チタンは非常に強靭で軽量な金属であり、高い強度と耐食性を持っています。また、低密度であるため、非常に軽量な構造物や部品を作ることができます。
耐食性: チタンは酸素と反応してチタン酸皮膜を形成し、この皮膜が金属表面を保護し、耐食性を高めます。そのため、海水や化学薬品などの腐食性の高い環境でも優れた耐久性を発揮します。
生体適合性: チタンは生体親和性が高く、人体との相互作用が優れています。これにより、チタンは医療用インプラントや人工関節などの生体材料として広く使用されています。
高温耐性: チタンは高温に耐える性質があり、航空機や宇宙船の部品、エンジン部品、熱交換器などの高温環境下での使用に適しています。
化学的安定性: チタンは化学的に安定であり、酸や塩基などの薬品に対して安定しています。この特性から、化学工業や製薬業などの分野でも広く利用されています。
加工性: チタンは加工性が比較的低いため、加工には特殊な技術や設備が必要です。しかし、適切な加工が行われると、非常に精密な部品や構造物を作ることができます。
これらの特性からもわかるように、チタンは多岐にわたる産業分野で広く利用されており、その高い性能と耐久性から重要な素材として位置づけられています。
ストローマン社とは
ストローマンは、スイスのバーゼルを本拠地とし、インプラント歯科学、修復歯科学、口腔組織再生の領域の世界的なリーダーです。ストローマンインプラントは、世界70か国以上で使用されているインプラントメーカーです。

世界で1,400万本以上のストローマンインプラントが患者さんの治療に使用されています。ストローマン製品の高い品質と信頼性は、長期治療成績によって裏付けられており、世界で信頼されるインプラントブランドです。

また、万が一インプラントにトラブルがあった場合でも、多くの歯科医院でストローマンインプラントが取り扱われているため、世界中の歯科医院で対応可能であるというメリットもあります。
日本国内でも多くの歯科医院でストローマンインプラントが使用されています。転勤や引越しの可能性があるという人でも、転居先で適切な対応が受けられます。
ストローマン・インプラントの特徴
ストローマンインプラントは50年余りの実績を持ち、以前はITIインプラントと呼ばれていました。
・長い実績と高い成功率
・最先端の技術
・短い治療期間
・世界での高いシェア
など多くの利点のあるインプラントです。

ストローマンインプラントは国際的非営利学術組織であるITI(International Team for Implantology)の研究データを基に製品開発されているため、信頼して使用することが出来ます。
~治療の流れ~
1.CT検査
CTにより顎の骨や血管・神経の走行などを3次元画像で確認します。通常のレントゲン撮影では平面でしか確認することができない骨の状態をCD撮影を行うことにより立体的に確認しすることが可能となっております。

2.診断・インプラント計画
CTのデータをもとに、人工歯の形およびインプラントの埋入位置・角度・深さなどを決定します。当院では歯科医師・歯科技工士がひとつのチームとなってCTデータを共有し、コンピュータ上で手術から人工歯装着までの治療計画を立てます。

3.サージカルガイド(ステント)の作成
計画通りの正確な手術を行うため、CT上での治療計画に基づいて専用のサージカルガイドを作製します。

4.ステントを使用してインプラントを埋入します
製作したガイドを口の中に固定し、専用の器具を使用してインプラントを埋入します。

これにより、コンピュータ上で計画した通りの位置・角度・深さとなるよう正確なインプラント手術が行えます。
インプラントが理想的な位置に埋入されれば、機能性や審美性に優れた人工歯の作製が可能になります。
↓実際の当院のインプラントope動画です。1本のインプラント埋入手術の所要時間は30分〜1時間です。
当院の保障制度
インプラントは適切に管理されていれば半永久的に使用することができます。しかし、インプラントに限らずどんなに大切に使用されても、どんなものも壊れることは起こり得ます。当院ではインプラントに対して安心・安全の保障制度を設けております。ご参考にされてみてください。
【保障要件】
・治療終了後、当院のメンテナンス・定期検診(1~3ヵ月に1回)を受けていただいていること
・禁煙をされていること
【保障内容】
・インプラント体の保障期間は、治療終了日より10年間
・インプラント上部構造の保障期間は、治療終了日より3年間
※喫煙されている方・糖尿病などの全身疾患をコントロールされていない方の保障内容
・インプラント体の保障期間は、治療終了日より3年間
・手術終了後、インプラントの安定が悪く、なにかしらの再手術が必要な場合には、追加の手術費用が発生することがあります。
※保障の対象とならない場合
・患者様の重大な不注意や不慮の事故・怪我などにより明らかに当院の責任でない場合
・治療終了後、全身疾患など全く予期し得ない変化が生じた場合
・当院の指示に従わなかった状態での使用による場合
・メンテナンス、定期検診を受けていただけなかった場合
保障の対象とならない場合に該当する場合は、保障期間内であっても、いかなる修理や再作製、再装着などの費用は有料となります。